バンコク市内でジムやマッサージ屋など一部の商業施設の閉鎖が始まり、生活環境に若干の変化が現れてきた3月中旬、僕は滞在許可の延長を求めてチェーンワッタナーにあるイミグレーションオフィスへ行くことに。
※2020年3月末日現在、混雑を避けるためイミグレオフィスのKカウンター業務(旅行ビザの延長、到着ビザ、パスポートの紛失、出発カードの紛失、トランジットビザ等)は今回の記事で紹介するチェーンワッタナーではなく、一時的にムアントンタニ事務所へ移転しているようです。

イミグレオフィスが入居する巨大な建物
ビザ延長について
タイに行く日本人の方はノービザ、もしくは観光ビザを取って入国される方が多いと思います。
日本のパスポートを持っている人に対してはありがたいことにビザを取得せずとも30日間の滞在が許されています。観光ビザに関しては、シングルの場合60日間滞在できます。
その期間で足りなかった場合、タイではイミグレーションのオフィスで所定の手続きを行うことで1度だけ30日間滞在を延長することができるようになっています。(※2020年3月現在)
僕はバンコクで就活をする際に1ヶ月で足りなかった場合は延長を申し込もうと思っていたので、規制の混乱が本格化したり延長ができなくなったりしない内に手続きを済ませてしまうことにしました。
僕の場合は滞在期限の1週間前に延長しましたが、どのタイミングで延長しても滞在期限は変わらず、元々の滞在期限から30日延長されるようになっています。
早朝から並ぶべくBTSとバスを乗り継ぐ
イミグレオフィスが入っているガバメントコンプレックスと呼ばれる建物はバンコクのチェーンワッタナーという地区にあります。
ざっくりした位置はドンムアン空港と戦勝記念塔の中間ぐらい。バンコク市内中心部からはかなり離れています。
なお、営業時間は下記の通りとなっております。
- 受付日時 月〜金(土日祝日休業) 08:30〜12:00 13:00〜16:30
- 受付締切 16:00
ここへの行き方は、公共交通機関を使うならBTSモーチット駅3番出口から出たところにあるバス停で52番のバスに乗って向かう方法が一番安いです。
バスはエアコン付きのバスで20THB、所要時間は15分ほどかかりました。
イミグレに着いてからも、敷地が広く入り口から建物(イミグレが入居しているのはB棟)まで行くのに歩くとかなり時間がかかるので、10B払ってバイタクに乗るか、数分おきに発車している無料のシャトルバスに乗るといいでしょう。

大通りとイミグレ間を往復する無料カート
総合庁舎に到着
今回滞在許可の延長なので、必要な書類は下記の通り。赤文字のものは自分で持っていきましょう。黒文字はイミグレで入手可能です。
- パスポート
- 出国カード(入国時に書いた出入国カードのこと)
- 1900バーツ(延長申請料金)
- ボールペン
- パスポートのコピー(顔写真のページ・入国スタンプのページ・出国カードのページ)
- 証明写真(6cm x 4cm)
- ビザ延長手続き書類(TM7)
イミグレに着いたら、GATE3側のエスカレーターで地下一階に降りるとコピー屋があるので、まずそこでパスポートのコピーと証明写真を撮ります。
写真撮影が100B、コピーが2部で4B、合計104Bかかります。
※自分で用意できれば直接イミグレへ行けるので手間が省けます。

店員さんは慣れているのでビザ用と伝えればコピーを2部取ってくれます。
イミグレーションではひたすら待つ
あとはイミグレオフィスへ向かうだけ。イミグレはGATE1と2の間の角にあります。
僕がオフィス前に到着したのは朝8時ごろでした。営業開始の30分前でしたが、既にイミグレ前には長蛇の列が...。
チェーンワッタナーまで滞在延長申請に来たけどオープン前のイミグレはこの有様💦 pic.twitter.com/jaWCchTsxW
— DANGO🇹🇭 (@dangoman555) March 20, 2020
ただ、人が多い割りには列の進みが早く、40分ほどで入場。延長申請にはTM7という書類が必要なのでオフィス内でもらって書きます。オフィス内には日本の役所の様に来客用のペンが置いていないので自分で持っていくことをオススメします。
そうしてなんとか受付を済ませると、番号札がもらえます。一度番号札を貰えば外へも出られるので、あとはひたすら自分の番号が呼ばれるのを待つだけ。

朝から並んでもらった番号は200番台
イミグレオフィスが入居する総合庁舎は、ちょっとしたモールの様になっていて、中央広場には出店もたくさんあり、飲食店やフードコートもたくさんあるので、適当にブラついて時間を潰すことができます。

オフィス内で順番を待つ様々な国籍の人達。
残念ながら僕の番号は午前中には呼ばれず、12時〜13時の昼休憩を挟んで14時ごろようやく呼ばれました...。
カウンターで必要書類を渡し、手数料の1900Bを払います。これで終わりかと思いきや、ここからパスポートの処理で再びカウンター外で待たされてしまいました。💦
結局無事パスポートを受け取って建物を後にしたのは14時半頃。実に6時間半以上建物内にいたことになります。

パスポートに新しい滞在期限が記されたスタンプをもらって終了。
どこの国でもイミグレーションというのはかなりの時間待たされるものですが、この日はまだラッキーだったようで、ロックダウンの影響で後日更に人が増えてしまい、ビザ延長に関わる業務は別の建物へ臨時移転してしまったようです。💦
かくしてなんとか1ヶ月の滞在許可延長をするも、タイやアジアの現状は1ヶ月やそこらじゃ回復は到底難しそう。
どうしたものかと考えている内に、さらなる規制が行われることに...。
【バンコクロックダウン#07】つづく...